すまいる診太郎の掲示板
すまいる診太郎バージョン4.3.8 - 堀池 恒史
2025/03/04 (Tue) 12:10:42
すまいる診太郎バージョン4.3.8をアップしました。
http://horiike.life.coocan.jp/down.htm
よりダウンロードして下さい。セキュリティに引っ掛かる場合は自己責任で対処して下さい。
今回のバージョンアップは、精密診断法1の方法2のとき、保有する耐力の計算が正しく行われない不具合を修正しました。
精密診断法1の方法2で計算する場合はバージョンアップして下さい。
耐力の計算 - M.R
2025/02/26 (Wed) 19:07:04
お世話になります。
同一データ内で改修案において精密診断と一般診断で評点がどう違うか比較していたのですが、精密診断の方が良い結果になりました。必要耐力は変わらなかったので、保有耐力に違いがあったのですが、精密診断は表外の要素を加算しているように見えました。こちら何が加算されているのでしょうか。一般診断には発生しなかったためお聞きさせていただきました。
ちなみに方法2です。1と違いがあるかは検証していません。
その他:平屋、重い建物(必要耐力表)
Re: 耐力の計算 - 堀池 恒史
2025/02/26 (Wed) 21:14:07
> 精密診断は表外の要素を加算しているように見えました。こちら何が加算されているのでしょうか。
手計算で追えない箇所は「壁・柱耐力剛性」の表の何処の部分でしょうか?
また、表だけ示されても、一般診断法と精密診断法では必要な入力項目が違いますので、全体の入力状態が分かりませんと答えられないかも知れません。
Re: 耐力の計算 - M.R
2025/02/27 (Thu) 09:42:55
>手計算で追えない箇所は「壁・柱耐力剛性」の表の何処の部分でしょうか?
表中のX方向 計とY方向 計 です。表中の数値合算したより大きくなります。一般診断では見受けられませんでした。
>必要な入力項目が違いますので、全体の入力状態が分かりませんと答えられないかも知れません。
先の通りで表中を手計算してみても計と合わないのが分からない状態で、精密診断で発生しています。(今回の場合だと合算値より+2KN程度なので端数関係ではないと思います。)
Re: 耐力の計算 - 堀池 恒史
2025/02/27 (Thu) 18:33:36
精密診断法のとき、耐力の値が個々の値の合計と計欄の値が合わないことを確認しました。
この不具合の原因が、計算上の不具合か、表示上の不具合か、確かめます。
原因がわかりましたら修正しますのでしばらくお待ちください。
Re: 耐力の計算 - M.R
2025/03/01 (Sat) 16:57:16
堀池さま、いつもお世話になっております。
元データ必要でしたら送ります。
Re: 耐力の計算 - 堀池 恒史
2025/03/04 (Tue) 12:06:37
原因がわかりました。
精密診断法1のとき、方法2の場合の保有する耐力を計算において、誤って、方法1の有開口壁の耐力の値を加えていました。
修正しバージョンアップしました。
ご指摘ありがとうございました。
N値計算の設定 - シナンジュ
2025/01/16 (Thu) 16:02:05
お世話になります。
すまいる診太郎バージョン4.1.11のリリース時に
「N値計算おいて、「全ての壁倍率の値を基準耐力/1.96kNとして計算する。」に設定した時、開口低減が掛けるようにしました。」
と記載されていましたが、
1.そのように設定した時としなかった場合の違いを具体的にお教え頂けますでしょうか?
2.無開口壁と開口壁に挟まれた柱の場合、開口壁分の壁倍率を差し引いて計算し安全側になるという事でしょうか?
Re: N値計算の設定 - 堀池 恒史
2025/01/16 (Thu) 18:44:41
> 1.そのように設定した時としなかった場合の違いを具体的にお教え頂けますでしょうか?
設定しなかった場合(「定義されている壁倍率の値のみで計算する。」に設定した場合)は入力された壁倍率で計算します。
(開口低減は無視します。)
有開口壁に壁倍率は定義されていませんので、窓や戸に壁倍率が定義された面材を入力することはNGになります。
(ソフトでは入力を禁止していません。)
設定した場合(「全ての壁倍率の値を基準耐力/1.96kNとして計算する。」に設定した場合)は開口低減が掛かりますので、
壁倍率が定義された面材を有開口壁に入力した場合は壁耐力を開口低減して計算します。
N値計算において有開口壁の壁耐力の影響を評価する為の設定です。
> 2.無開口壁と開口壁に挟まれた柱の場合、開口壁分の壁倍率を差し引いて計算し安全側になるという事でしょうか?
差し引いて計算しますので、安全側ではなく危険側になります。
Re: N値計算の設定 - シナンジュ
2025/01/19 (Sun) 16:22:50
御回答ありがとうございます。
1.一般診断法において「全ての壁倍率の値を基準耐力/1.96kNとして計算する。」に設定した場合で、壁倍率が定義された面材を有開口壁に入力する場合ですが、
面材高さが(0:全高)ですと基準耐力が無開口の値になりますのでこのままではダメという事でしょうか?
ダメな場合、
2.窓(垂壁腰壁)の場合の面材高さは何の数値を入れる必要がありますか?(左上面材が垂壁高さ?右下面材が腰壁高さ?)
3.戸(垂れ壁付)の場合の面材高さは何の数値を入れる必要がありますか?(左上面材が垂壁高さ?右下面材は高さ0?)
Re: N値計算の設定 - 堀池 恒史
2025/01/20 (Mon) 19:37:32
1.基準耐力に窓・戸の開口低減が掛かるのでOKです。(数値を追ってみて下さい。)
2.面材高さは精密診断法で耐力を修正する時に入力する項目ですので、一般診断法では無視して下さい。
3.同様です。
一般診断法でも耐力を修正(調整)することは禁止されてはいませんが、
診断精度の観点からは、ナンセンスと思っています。
Re: N値計算の設定 - シナンジュ
2025/01/27 (Mon) 14:13:19
早々に御回答ありがとうございます。承知しました。
一般診断法のN値計算において1Fの「柱28」の結果が資料のようになりました。
1.上柱「18」が算定範囲に入るのはなぜでしょうか?
2.この4本の上柱(柱18~28)の算定が必要なのはなぜでしょうか?
3.上柱(柱24)の算定は不要でしょうか?
Re: N値計算の設定 - 堀池 恒史
2025/01/27 (Mon) 19:00:36
2階柱「18」は梁「(X2,Y3)-(X5,Y3)」上の柱ですのでX方向成分をX方向距離の反比例比で加算しています。
2階柱「27」は梁「(X5,Y0)-(X5,Y3)」上の柱ですのでX方向成分及びY方向成分をそれぞれの方向の距離の反比例比で加算しています。
2階柱「28」は1階柱「28」の直上柱ですので、X方向成分及Y方向成分を加算しています。
2階柱「24」は軸力が生じないので表示していません。
直交方向の軸力については、無視するのは適当ではないと考え、安全側になる様に加算しています。
より適当な分配方法がありましたらお教え下さい。
Re: N値計算の設定 - シナンジュ
2025/01/28 (Tue) 19:19:36
安全側になる様に設定されているのですね。
丁寧なご説明ありがとうございました。大変助かりました。
すまいる診太郎バージョン4.3.7 - 堀池 恒史
2025/01/06 (Mon) 14:48:04
すまいる診太郎バージョン4.3.7をアップしました。
http://horiike.life.coocan.jp/down.htm
よりダウンロードして下さい。セキュリティに引っ掛かる場合は自己責任で対処して下さい。
今回のバージョンアップは、必要耐力の算定に簡易耐力表を用いた場合で、積雪荷重を表示する計算式の不具合を修正しました。
積雪ありで簡易耐力表を用いる場合はバージョンアップして下さい。
積雪荷重 - M
2024/11/28 (Thu) 14:40:08
お世話になります。
積雪有の必要耐力検討の部分で内訳が推測できない箇所があり、ご質問よろしいでしょうか。質問内容は添付写真の通りです。
Re: 積雪荷重 - 堀池 恒史
2024/11/28 (Thu) 19:47:02
積雪による加算は、「木造住宅の耐震診断と補強方法 例題編・資料編」P.129の床均し荷重より算出しています。
屋根重量の計算は表記がおかしいですね。どこかに不具合が紛れているかも知れません。
検証してみます。
Re: 積雪荷重 - M
2024/11/29 (Fri) 21:40:28
堀池さま
ありがとうございます。緩勾配の設定になるのですね。
Re: 積雪荷重 - 堀池 恒史
2025/01/06 (Mon) 14:40:16
屋根重量の積雪時重量を表示する箇所の計算式にバグがありました(積雪荷重の計算式にバグがありました。)。
この部分を修正したバージョンを作り、HPを更新しました。お手数ですが、バージョンアップしてご確認下さい。
なお、支持重量の計算式は独立していますのでこのバグには影響されません。
無題 - A
2024/10/23 (Wed) 14:18:49
お世話になります。
耐力要素編集に鋼製筋交を加えたのちにその補強方法を壁(柱)に入力すると、入力時は設定した基準耐力と基準剛性が反映されるのですが、最終的にその箇所の耐力を確認すると0表記となってしまいます。おそらく設定のやり方に問題があるのかと思いますが、どのようにすれば0表記を回避できるでしょうか。ちなみに補強箇所は開口部の箇所です。よろしくお願いします。
Re: 無題 - 堀池 恒史
2024/10/23 (Wed) 14:44:59
その壁の耐力が評価出来ない場合は0(ゼロ)表記になります。
例えば、両端に柱が無い場合、壁の長さが900未満(筋かいの場合)の場合などです。
評価出来るのに0になる場合は、入力の状況を詳しくお知らせ下さい。
Re: 無題 - A
2024/10/23 (Wed) 15:19:22
早速ご回答ありがとうございます。
両端には柱があり、壁の長さは910と1365です。
壁耐力要素の編集という画面で、この補強方法のみ文字が濃いままで、元々入っている要素はno.1と同じ文字色です。定義済みデータ変更の有無というところには筋交にチェックを入れております。いかがでしょうか、よろしくお願いします。
Re: 無題 - 堀池 恒史
2024/10/23 (Wed) 18:12:59
最終的に耐力を確認しているのはどの画面を指しているのですか?
定義済みの壁耐力要素の場合は問題無く表示し、新たに定義した壁耐力要素の場合は最終的に確認する画面では耐力が0になっているとのことですか?
他はデフォルトで、壁耐力要素のみ変更した場合において、当方では変更した壁耐力要素の耐力も、報告書の壁耐力剛性に於いて変更した値が表示されます。
耐力要素編集で入力されて値をお教え下さい。
壁の設定or壁の変更に於いて、デフォルト値を変更していませんか?変更している場合は入力した場所と値をお知らせ下さい。
なお、壁耐力要素の編集において、定義済みデータの変更の有無はチェックを入れると定義済みデータも変更出来るの意味です。
Re: 無題 - A
2024/10/23 (Wed) 18:59:12
確認している画面は、壁(柱)を入力するときの画面で、その壁の耐力を確認するときに見てみると0となっていたという意味です。
新たに入力したものは、耐力要素の編集というところのその他1、2。no.10 no.11を利用しました。耐力は2.73 剛性は428.5 壁倍率を2と入れてみました。
Re: 無題 - A
2024/10/23 (Wed) 19:31:33
開口部と筋交を重ねたかったのですが、そこの壁の種類を無開口と選択すると入力した数値が示されるようになります。窓の前に筋交を入れる場合はこのようにして問題ないと考えてよろしいでしょうか。
Re: 無題 - 堀池 恒史
2024/10/23 (Wed) 21:15:21
すまいる診太郎では、筋かいを入れられるのは無開口壁のみの扱いになっています。
有開口壁に筋かいを入力すると、注意のメッセージが出ます。
ここで無理やり筋かいを入力すると、耐力の値が不安定になります。(仕様というよりはバグっぽいですが。)
有開口壁に筋かいを入力する場合は現バージョンでは無開口壁に変更して、面材は入力しないで下さい。
有開口壁の面材を評価した上で筋かいの耐力を加えることは想定していませんので、すまいる診太郎では不可になります。
面材と筋かいは挙動が異なりますので、実験で求められた場合を除いては合算するのは危険と考えています。
Re: 無題 - A
2024/10/24 (Thu) 07:59:42
ご回答ありがとうございました!
短辺割増係数について - わさび
2024/10/07 (Mon) 11:12:08
お世話になります。先日は御回答頂きありがとうございました。
もう2つ質疑がありますので、よろしくお願いします。
・短辺割増係数ですが、2階建の2階の短辺が6m未満の場合、
直下階の1階に割増が掛かると思うのですが、2階に割増が掛かる計算になっています。これは何故でしょうか。
・軒の出割増係数は使えますか。
Re: 短辺割増係数について - 堀池 恒史
2024/10/07 (Mon) 11:49:57
割増が掛かる階は、必要耐力算出の方法によって変わります。
入力された方法と割増が掛かる階を確認頂き、ソフトの挙動が間違っている場合は再度お知らせ下さい。
「軒の出割り増し」とは何を指していますか?
日本防災協会の「木造住宅の耐震診断と補強方法」の該当するページをお知らせ下さい。
Re: 短辺割増係数について - わさび
2024/10/07 (Mon) 14:15:10
入力された方法というのが具体的に何を指すのか分からないのですが、
精密診断法1の簡易重量表を用いています。
それで2階が短辺6m未満の場合2階に割増が掛かります。
軒の出割増は例題資料編(黄本)の127P資表2.1にあります。
Re: 短辺割増係数について - 堀池 恒史
2024/10/07 (Mon) 18:20:29
簡易重量表を選択した際の計算は、「指針と解説編」P.60の表4.4 住宅の簡易重量表 を用いた場合を想定しています。
最大矩形を入力した場合に短辺長さに応じて割増係数を掛けているのは「軒の出による割増係数」を考慮したものです。
簡易重量表を選択した場合は、最上階以外は短辺が6m未満の階に割増係数が掛かります。
最上階では短辺が6m未満の場合でも割増係数が掛からないのが規定ですが、すまいる診太郎の現バージョンでは、
最上階も割増係数が掛かる様になっていました。次のバージョンで修正するまでは、建物の短辺が6m未満の時に最上階に
割増係数が掛からなくする場合は短辺が6m以上になる矩形を最大矩形として建物とは無関係に任意の場所に入力してください。
なお、簡易重量表を用いないで建築基準法に準拠する方法で入力する場合は、軒の寸法を入力しますので、
「軒の出割増」はそもそもありません。
Re: 短辺割増係数について - わさび
2024/10/07 (Mon) 22:56:08
ご丁寧に回答ありがとうございます。
今の仕様ですと、例えば2階の短辺が6m未満で1階が6m以上の場合、
計算では2階に割増が掛かり、1階は割増無しになります。
その場合、最大矩形入力で2階は6m以上、1階は6m未満と仮想で入力すると、2階は割増無し、1階は割増ありで一応合致するのでそんな感じでよいのでしょうか。
ただ、そうなると一つ気になることがありまして。
1階に割増が掛かった場合、壁の重量が1階上部のみ割増になっています。
2階下部も割増が掛かるのではと思うのですが、どうでしょうか。
あと、軒の出割増係数ですが、簡易重量表の数値が軒の出600mmを想定しているとあるので、600mmより長い場合は基準法準拠の方法にした方がよいと言うことでしょうか。
Re: 短辺割増係数について - 堀池 恒史
2024/10/08 (Tue) 08:59:07
2階の短辺が6m未満で1階が6m以上の場合、基準ではどの階も割増無しになると思います。
最大矩形の入力は、横浜市で行っている建物短辺の求め方です。それによって最大矩形の短辺が6m未満になる場合は根拠がありますが、そうでない場合に割増を掛ける
のは基準に合わなくなります。(割増する理由がある場合もありますが、...。)
割増係数が掛かるのは階ごとに考えています。1階に割増が掛かる場合は、1階の壁に割増が掛かりますが、2階の壁は下半分が1階の計算に関与しても割増が掛からない
としています。(2階の壁には割増が掛からないとしています。)壁毎に評価するか、階毎に評価するかの違いです。
軒の出600mmを想定して設定された各数値ですので、軒の出が600mmを大きく超える場合は危険側にならないように考慮する必要があります。
基準法準拠の方法で軒毎に入力するのが良いですが、すまいる診太郎では使い勝手が悪くなり過ぎるのでお勧めできません。
構造計算用ソフト(或いは手計算)で重量を計算し、相当する矩形の大きさに換算して入力する方が適当と思います。
蛇足ですが、各係数で計算を進める診断法の場合は必要以上に精度を求めても意味がありません。
余程特殊な建物で無い限りは、精密診断法の必要耐力表を用いる方法で精度は十分と思っています。
Re: 短辺割増係数について - わさび
2024/10/09 (Wed) 00:08:35
ご回答ありがとうございます。
前回の質疑では簡易重量表での例えをしておりました。
堀池様の二つ前の回答で理解出来ましたので問題ありません。
あと、壁重量の割り増しの話ですが「木造住宅の耐震診断と補強方法」の例題資料編、56Pと57Pの⑦と⑧で、⑦では短辺長さ6m未満の場合、内外壁の荷重を割増すと書いてあり、⑧では1階上部と2階下部を含めた荷重を指しており、56Pの計算表でも上下合算した数値を割り増ししております。
1階上部のみの割増では安全側になるので、気になった次第です。
日頃は精密診断法1の簡易重量表で計画を立てる事が多いので、
簡易重量表を使う上での質疑をいろいろしてしまいましたが、
私もまだまだ分からない所がありますので、
もし見当違いな質疑がありましたら、お許し下さいませ。
Re: 短辺割増係数について - 堀池 恒史
2024/10/09 (Wed) 09:45:23
P.57の⑦⑧をみて、私の解釈が間違っていました。
1、どの階でも、短辺が6m未満の場合は荷重の割り増しを求めます。
2、支持重量の計算で、最上階の計算では割り増ししていない荷重を使い、最上階以外では割り増しした荷重を使います。
従って、P.56の例題の場合は、1階の計算において2階壁の下半分が割増されています。
僅かですが、1階の計算において2階壁を割り増していないと危険側になりますので、次のバージョンアップでここも修正しますのでお待ちください。
最上階の壁は、「上半分は常に割増しないで、下半分は割増を考慮する」が規定の文からは読み取れませんでした。
ご指摘頂き有難うございます。
Re: 短辺割増係数について - わさび
2024/10/09 (Wed) 15:15:48
御回答ありがとうございます。
バージョンアップお待ちしております。
Re: 短辺割増係数について - 堀池 恒史
2024/10/09 (Wed) 16:06:23
プログラムソースを見ていて気が付きました。古いことでしたので忘れていましたが、現バージョンの仕様は、
日本建築防災協会の正誤表「2013年5月24日発行 2012年改訂版初版第3刷(2019.11.27現在)」に書かれていることの方に従っていました。
それ(解図4.1.1 短辺割増係数の考え方(奨励))によると、最上階も短辺割増係数を乗じる箇所になっています。
例題の計算方法でも良いとしていますが、奨励となっていますので、現バージョンの方法を続けたいと思います。
選択肢を設けて例題の考え方による計算方法も選べるようにする(最上階の上半分は割増無にする(一般的には危険側))ご希望が出ましたら再考します。
Re: 短辺割増係数について - わさび
2024/10/10 (Thu) 00:59:38
正誤表に短辺割増係数の考え方があるのは知りませんでした。
これは分かりやすいですね。
いろいろ勘違いしていた所もありましたが、すっきりしました。
この正誤表があれば現バージョンでも良いと思います。
ありがとうございました。
接合部仕様と劣化の数値について - わさび
2024/09/05 (Thu) 18:08:23
お世話になります。
ひとつ教えていただきたいのですが、壁耐力剛性の計算結果の柱脚接合部に釘打とか告示がありますが、この後の1~5の数値は何を示していますか。それと、劣化の程度にも数値が1~4とありますが、この数値も教えて下さい。
Re: 接合部仕様と劣化の数値について - 堀池 恒史
2024/09/05 (Thu) 18:29:35
柱接合部による低減係数Kjを求める表の壁基準耐力のランクを表しています。
ランク1:2.0kN/m未満
ランク2:2.0kN/m以上3.0kN/m未満
ランク3:3.0kN/m以上5.0kN/m未満
ランク4:5.0kN/m以上7.0kN/m未満
ランク5:7.0kN/m以上
同様に壁部材の劣化による耐力低減係数dKwを求める表の壁基準耐力は4ランクになります。
ランク1:2.5kN/m未満
ランク2:2.5kN/m以上4.0kN/m未満
ランク3:4.0kN/m以上6.0kN/m未満
ランク4:6.0kN/m以上
参考にして下さい。
Re: 接合部仕様と劣化の数値について - わさび
2024/09/05 (Thu) 18:43:15
なるほど!解決しました。
早々の御回答ありがとうございます!
壁の色 - AN
2024/08/08 (Thu) 23:43:44
壁につく色は何と連動していますか?
柱は金具のいろはのようですが。
Re: 壁の色 - 堀池 恒史
2024/08/09 (Fri) 08:42:46
壁の劣化で色が付きます。劣化が[なし]:無色、[部分劣化]:黄色、[劣化]:赤色
劣化なしの場合は改修案の時に色が付きます。
[改修案]の場合は、補強(現況と相違)する壁に色が付きます。(劣化なしの場合)[改修時の注意がある場合]:緑色、[改修時の注意が無い場合]:空色
(現況と改修で同じ仕様であっても入力操作の違いで(端点の入力順等)で相違とみなされる場合がありますのでご留意ください。)
Re: 壁の色 - AN
2024/08/09 (Fri) 22:54:00
ありがとうございます、おおむね理解できました
>(劣化なしの場合)[改修時の注意がある場合]:緑色、[改修時の注意が無い場合]:空色
注意というのはどういったことを指していますか?
Re: 壁の色 - 堀池 恒史
2024/08/10 (Sat) 08:21:07
現バージョンでは、
1階の場合は、「基礎の補強が必要」
2階の場合は、「下階に柱なし」や「下階の耐力が小さい」
です。
Re: 壁の色 - AN
2024/08/11 (Sun) 10:37:56
わかりました、どうもありがとうございます
柱脚の低減係数について - takahiko
2024/07/26 (Fri) 19:54:13
お世話になっております。
壁基準耐力が2.0以下の1.94で基礎の仕様がⅡの場合低減係数は1.0だと思いますが、今回の計算でなぜか1箇所0.7となっています(添付資料参照)これは階段側の壁で2階の床仕様は吹き抜けとしています。このことが関係しているのでしょうか?そのような低減規定はあったのでしょうか?よろしくお願いします。
Re: 柱脚の低減係数について - 堀池 恒史
2024/07/27 (Sat) 16:43:28
「2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法」の質問・回答集(2019.12.13現在).pdf のQ3.82 より、「明らかに上階からの押さえ効果のない部分については、平屋建てに対する係数を選択してください。」とあります。
Y7-Y8の柱は上部に床が無いので表示は”□(管柱(最上階))”になっています。すまいる診太郎では、耐力壁の両端柱の片方でも□の場合は平屋建てに対する係数を選択しています。よって今回の場合は1.0→0.7になります。
なお、この回答に従わない理由がある場合は、[概要]-[計算]-[計算条件]にある[下階柱の柱接合部による低減係数]の選択肢を変更して下さい。
下屋の部分の効果は残したい場合は、必要耐力は変わりませんので、吹抜を2階床に変更することも考えられます。
Re: 柱脚の低減係数について - takahiko
2024/07/28 (Sun) 10:06:24
回答ありがとうございます。
理解できました。
Re: 柱脚の低減係数について - takahiko
2024/07/29 (Mon) 18:04:17
お世話になっております。
すみませんもう少しお願いします。
階段の吹き抜け部は続きにもう1箇所ありました。
Y8-Y9ですが、ここは1.0になっていますがどういう違いがあるのですか?よろしくお願いします。
Re: 柱脚の低減係数について - 堀池 恒史
2024/07/29 (Mon) 18:21:54
(X6-Y8)-(X6-Y9)ですか?
(X6-Y8)、(X6-Y9)が共に管柱(階下)の☒になっているからです。入力を変えてみて下さい。
Re: 柱脚の低減係数について - takahiko
2024/07/31 (Wed) 08:27:48
早々の回答をありがとうございます。
(X6-Y8)-(X6-Y9)ではありません。そこは2階の床があるのでいいと思いますが、X7-Y8の柱の最初に質問をしたY7側は0.7になっていてY9側は1.0になっています。
条件は同じだと思うのですが、、、
何度もすみませんがよろしくお願いします。
Re: 柱脚の低減係数について - 堀池 恒史
2024/07/31 (Wed) 11:17:15
((X7-Y8)-(X7-Y9))は有開口壁ですので、押さえ効果による影響は少ないと考え、両端柱のいずれかが□(管柱(最上階))であっても下屋扱いにすることはしておりません。
Re: 柱脚の低減係数について - takahiko
2024/08/01 (Thu) 17:37:29
ありがとうございました。
何度もすみませんでした。